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2009年04月20日

渓へ

最近の陽気続きにそわそわして止みません。
サツキ狙いも熱いのですが、どうしてもアマゴを釣りに行きたくてなりません。
フライで、です。
きっと先週のハヤとの格闘で火がつきっぱなしなのでしょう。

ひとつふたつ試したい事を試し、自分の浅はかさに落ち込みながら帰路につこうと
したとき、とある川が目に入りました。

そういえばここの川は入った事がありません。
ここは下流から渓が深く、入渓地点が判りにくいし、薮が酷くて自分の竿扱いでは
到底無理だと思っていつも見るだけでした。

しかし気がつくと、車を止めベストを着ています。
半分ヤケクソなのでしょう。
普通ならこんな暗くて細い渓は自分一人では入りませんが、この日はそんなこと考え
ることもしませんでした。

薮を割って、落ちるように川に出ました。
すると私は後悔しました。
もっと早くここに来ればよかった。
渓へ
これこそ魚がいる場所という感じです。

フライを選択しますが、ボックスの中には先週ハヤしか食いつかなかった自作の
数種類フライしかありません。
最初に目の前にある小さな落ち込みへ向かう流れに流してみます。
すると一発で小型のイワナらしき魚が飛びついてきました。
瞬間に合わせますが、むなしくフライだけが帰ってきます。
私は興奮して同じラインを何投も狙います。
しかし、そこではそれっきり出てきてくれませんでした。

しかし、私は楽しくて仕方ありませんでした。
ここしばらく感じる事のなかった鱒の居る感覚を味わえたからです。

本で読んだ通り、音を立てずにゆっくりと岩を上り次のポイントを狙います。
ここでも一投目からバシャっときました。
しかし合わせが悪くやはりフライだけが帰ってきます。
駄目かな、と思いつつもまた流すとまた同じ所から顔を出して来るのが判ります。
明らかに食い気満々です。
しかし、(笑わないでください)これから10数投し、魚もその度にバシャリと
くるのですが、いっこうに合わせる事ができないのです。
まるでお約束のボケにツッコメない感じとでもいいましょうか。

そこで(やっと)、「あ、針大きいのかな?魚も小さそうだし」と思い
14番から20番のCDCに替えると、なんと一発で加え込みました。
やった!と思ったのですが今度は手元でバレてしましました。
思っていたサイズよりも大きく、14番くらいは軽く加えそうなイワナだったのですが
合わせは難しいですね。

そこから1kmくらい遡行しました。イワナ(だろう)が同じように山ほど
反応してくれたのですが、なんと一度もランディングできずに終わりました。
自分の未熟さに呆れましたが、なぜかすっきりしました。
釣り上げはできませんでしたが、魚と沢山遊んだ気分です。
途中、山桜が川を覆い、花びらが雨のように落ちてくる場所に出会い感動しました。
クマもいませんでしたし、でかいハチも偵察に来てくれました。
一度岩から落っこちましたし、怖くなって大きな声で久しぶりに歌う事もできました。
釣りにであって半年ですが、改めて釣りをはじめてよかったと思います。

また30分かけて車まで戻ると、別の釣り人がおり少し話しました。
彼も釣りをはじめたばかりと言っていましたが、大きな岩魚を釣っていました。
まだまだ勉強が必要なようです。

帰りにパンを買って、前日に買ったばかりのシングルバーナーでコーヒーを作り
満足な一日は終わりました。
渓へ
サツキ調査に行こうかとも思いましたが、足が思いのほかガクガクです。
来週はサツキかイワナか・・・。

イワナに会いに行こうと思います。


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この記事へのコメント
魚影の濃い川のようですね
川幅も丁度良い感じがしますね
合わせは「早合わせ」ではなくて
「一呼吸おいて」から合わせたほうが
「フッキング率」が上がると思います
次回は魚の写真が拝見出来そうですね!
Posted by 下呂温泉最高 at 2009年04月21日 00:09
こんんちは。

バシャっとくると反射的に合わせてしまいます。
もう少し今度は遅らせてみますが、ハックルとかが
フックを邪魔してるのかなあ?

しかし俄然タイイングにも熱がはいりました!
なんせロストが多い!
Posted by jets at 2009年04月21日 12:53
収穫多き釣行だったようですね!
下呂温泉最高さんもおっしゃられているように、きっと合わせが早いのだと思います。イメージとして、魚がフライをくわえて、(水深がなさそうな感じですが)底に戻ってはじめてロッドを持ち上げるという感じです。合わせるというよりも、持ち上げて魚がじたばたしているうちにフッキングするという感じが、きっとキャッチにつながると思います。
はじめの頃によくやってしまうことで、私もしょっちゅうでした。

桜の花が・・・ということは、本当に自然がもたらしてくれる一瞬の恵みですね。私もなんという花か分かりませんが、父と釣行した際に一度だけ経験があります。白い花が、私と父の間を雪のように散りながら待ってゆく。とても印象的な出来事で、何十回も行って一度くらいの割合ですが・・・。(笑)
よかったですね。
Posted by たこ at 2009年04月23日 16:50
なるほど。ありがとうございます。
なぜか反射的にびっくりして竿をあげてしまうんですよね。
一釣行一釣行が勉強ですね。
奥が深い!
Posted by jets at 2009年04月25日 07:32
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